2015/09/07

洗濯のクセ


 最近やたらとフランスの古着屋のことを思い出す。あの頃は古着ばかり着ていたし、古着屋に行くことが蚤の市に行くことと同じくらい好きだった。
 めちゃくちゃ安価の”GUERRISOL”(ゲリソル)はたぶん顔が知られるくらいの常連となっていたし、それと同じくらいの頻度でマレやレアールの古着屋さんにも通っていた。もちろん、ゲリソルよりは高いけれど、それでも状態のいいものがたくさんあってパリっ子にも人気があった。でもだんだんと日本の雑誌に取り上げられて、日本からも訪れる人が増えてずいぶんと値段も上がってしまった。店内には掲載雑誌が飾られて、もしかしたら客は日本人のほうが多いんじゃない? って感じになってしまった。。

 パリはそんなとこだらけだ。一時期はパリ中に日本人が溢れていて、買い物しているのも日本人しかいないんじゃないかと錯覚するほどだった。通貨がユーロに変わってからはもっと拍車がかかり、フランスの古着事情はすっかり変わってしまったなぁ。あの頃、古着の皮のコートやワンピース、ジャージが好きでよく買っていたけれど、一枚何百円の世界だった。そして、安く買ったからというわけではないけれど、洗濯機でガシガシ洗っていた。日本の古着屋と違って商品は匂いや汚れが付いたままのことが多く、一度洗わないと着られないのだ。そんな頃のクセが未だに抜けなくて、皮でもどんな素材のものでも何でも洗濯してしまう。さて、いつか失敗しそうだけど、でもどうやってもこのクセは抜けない。案外、洗えないものはない。

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