2014/07/02

テント



 夏のヴァカンスといえば、フランスの若者はバックパックとテントを背負って、旅に出かける。高校生になった頃から、友達同士でキャンプに出かけたり、友達の祖父母の家に行ったりするのに、テントはなくてはならないものだ。

 Marieの子供たちは毎年、ボーイスカウトのイベントで、7月あたまからキャンプに出かける。一ヶ月近く、まだ学校に行っていないくらいの子供たちから、二十歳を過ぎた子たちの団体でキャンプを行うらしい。100人とか、それ以上集まると言っていた。トイレもシャワーもなく、火も自分たちでおこし、基本的には自炊で過ごすみたいだ。何度か、息子も誘われたが、参加できないまま今に至る。あ〜、残念。年齢が上の子たちが下の子たちの面倒を見て、テントの設営から料理まで教えてくれて一ヶ月も過ごすなんて、ほんとに楽しい一生の思い出になるに違いない。

 そんなイベントには参加できないままだけど、テントで一晩過ごした思い出はある。BretagneのMarieの実家の庭で、だ。いつもの滞在時は、前にも書いたシャンブル ドットに泊まるのだけど、Aliceの友達数人が、テントで寝泊まりするのをちょっと羨ましく思ったのだ。
 夏とは言え、Bretagneの夜は肌寒い。毛布や布団を用意してもらい、庭の真ん中にテントを張った。すぐそばの家にはMarieたち、近くにはAliceの友達が泊まるテントがあるにも関わらず、風と遠くで鳴る木々の音がちょっぴり怖かったりして。。
 でも、きっと友達んちの庭でテントを張って寝た家族なんて、しかもフランスで。。あんまりいないだろうな。 

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