2014/07/28

長者


 前回書いた友人の家には、壊したら弁償できないようなものが、わんさかあった。絵画もそうだけど、調度品も歴史を感じる高価なものばかりで、触れるのも怖いくらいだ。
 
 さて、ここの所有者の友人はかなりの長者だと思うのだけど、5代目だから気負いがないのか、かなりざっくばらんな性格の人だ。私たちのために夕食を用意してくれ、泊まれるようにベッドを作ってくれた。当たり前なんだけど、私たちとおんなじだ。
 かなりの財を持つ彼だけど、今のところ子供がいない。余計なお世話だけど、誰が跡を継ぐんだろうと思ってしまう。日本と同様、フランスでも財産を守るのは、ほんとに大変らしい。ベルジュラックのIsabelleの実家も、Isabelleたちの世代では手放すしかないと嘆いていた。持っていれば持っていたで大変なんだな。
 
 ここの友人も、住は人並み外れているけど、衣食は普通の人々と何ら変わりない。ちなみにMarieの幼馴染みの元カレだったらしい。あら、そんな知り合いなんて、不思議。。

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