2014/07/20

猫目?


 慣れない土地での車の運転は緊張する。ましてや、交通ルールが異なる国での運転ほど緊張するものはない。日本では、車は左側通行だけど、フランスでは右側通行だ。頭の中では分かっていても、時々混乱する。直線を走り続けていれば何の問題もないのだけど、曲がり道で気を抜くと大変だ。道なりに曲がれる右折は難なくいくけど、左折すると左側車線に入り込み、前方から車が。。なんてこともあった。大事には至らず、無事故で旅を続けられて、ほんとよかった。
 
 それでも、車で旅する途中、何度か怖い思いをしたことがある。その頃、グルノーブルに住む友達を迎えにいき、南仏方面へ向かった時のことだ。
 日も暮れて暗くなり、そのうえ、天気も悪くなり、辺りは霧に包まれ始めていた。ちょうど "ナポレオン街道" を走っていた。ここはグルノーブルからカンヌを繋ぐ、350kmの道なのだが、途中、断崖絶壁、岩山が連なり、ガードレールもない道が続く。そんなところでますます霧が濃くなり、1m先も見えない、そんな状態が続いた。停まりたいのに一車線ずつのうえ、路肩すら見えないのだから、停まることも出来ない。でも、すれ違う車は何事もないかのようにビュンビュン飛ばして行く。とにかく道を外れないように、ゆっくり行くしかない。ほんとに冷や汗ものだった。
 未だに信じられない。慣れている道だから、あんな運転ができたのか、夜目がきくのか。それとも、フランス人は猫目? 謎だ。

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