2015/04/22

幸せのサンドウィッチ


 昨日、出かけた町はフランスにゆかりのあるところだから、商店街のBGMもシャンソン。フランス料理の店やおいしいパン屋さんもたくさんある。今ではパリに本店のあるBoulangerie(ブランジュリー)が日本に進出していて、同じとは言わないまでも十分おいしいパンが食べられる。

 フランスでも数店舗ある、誰もが知っている有名店。家の近所にはないのでせっかくだからバゲットとFigue(フィグ)「無花果」のパンを買って帰ることにする。パリにはもちろん、ここよりもおいしいパン屋さんはいっぱいあるけれど、でも味は確かだし、見つけるとほっとする馴染みの店構え。地方へいくTGV(テジェヴェ)の乗り入れのある駅にもあって、いつも駅弁の代わりにここでサンドウィッチを買って行く。だから、思い出の味、のはず。。でも、いつもの如く、息子は「そうだっけ? 毎回食べてはいるけど、ここだったの?」でも中身や味の話を始めると「そうそう、それそれ」とすぐに思い出す。要所、要所で食べものにこだわる息子もここのサンドウィッチをTGVの中で食べるとご満悦だった。
 
 大好きな電車の旅の途中、幸せそうにサンドウィッチをほおばる息子を見て、私まで幸せな気分になる、そんな幸せの味。って、ちょっと大袈裟だけど。

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