2015/04/27

和製英語


 友達のDanielleは昨年、フランスに戻るまで私立の学校のフランス語の講師をしていた。読書家だったDanielleの部屋には山のように本が積まれてあった。

 そんなDanielle、日本語をしゃべる機会が少なかったからか、日本語が得意というわけではなかった。私たちの会話はもっぱらフランス語で、時々日本語について質問してくるあれやこれに、ほんとに困った。「何でだろうね、わからない」なんて言おうものなら「何でわからないの?日本人でしょ」と突っ込まれる。いやいや、日本人だからといって日本語のこと、全部知っているワケないじゃない〜、と言っても納得しないのだ。「何で日本語では、英語のEnergyをエネルギーって言うの?」はて? たぶんローマ字的に読むとそんな風に読めなくもないんじゃない。そうやって説明しても納得してくれない。フランス語だと”énergie”(エネルジ)。確かに英語とフランス語は似ていたり、発音は違っても綴りが全く同じだったり、そうかも知れないけど日本語は全く違うんだから、と説明しても和製英語がまだなかった頃は何て言ってたんだとか掘り下げてくる。
 Danielleと話しているとこんな会話はしょっちゅうで、ちょっとイラッとすることもあったけど、今思えば日本語を考えるよい機会であったと思う。他の国の言語を学ぶには母国語を知っていないとダメなことも重々わかっている。
 
 Danielleは今頃、ブルターニュの家でそんなややこしい日本語を聞いてイラつくこともなく、悠々自適に暮らしているのかな。

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