2014/10/26

包丁とまな板


 フランス人の友達は料理上手が多い。そんなフランス人はみんな、日本の包丁に憧れを抱いている、ちょっと大げさだけど。

 フランス人は材料を切る時、果物ナイフみたいな、それくらい小さいナイフで切る。いや、ステーキを切ることのできるくらいの切れ味はあるか。。どちらにしろ、えっ、こんなので切っちゃうのって感じだ。ということで、まな板もそれに見合った大きさの木のカッティングボードを使っている人がほとんどだ。
 フランス人はどちらかというと料理を作る時、 豪快で 、手際よく、あっという間に料理を仕上げていく。こんなちっちゃな道具で、と思ってしまうけど、料理を作っているのを見ると納得だ。切れるものは宙で切る、手で千切る、はさみでちょっきん。そんな具合だから、大きい包丁は宙で切るにはジャマになる。まな板で切るものも少なくなるから、カッティングボードも小さくて済む。肉や魚は丸ごと調理することが多いし、 じゃ、いいんじゃないって感じだけど、でも、切りにくいものを切る時、日本の包丁ってすごいよねって話によくなる。
 さて、私も実はこんな調子で料理する。フランス人のがうつっちゃったのかどうなのかはわからないけど、いろんなものが宙で切れる。そして、調理も早い。ま、自慢できることじゃないけど。。

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