2015/03/03

肩凝り


 春が近くなると、とにかく眠い。一度欠伸をし始めると、次から次へと欠伸が出る。それに冬の寒さで身体が縮こまって、肩や首が凝る。こんな時、フランスではどうするんだっけ。そういえば、フランスには整体やこりを揉みほぐす、いわゆるマッサージ屋さんて見かけない。スパのような美容マッサージはよく見かけても、日本でよくあるグリグリ押すような、そんな凝りをほぐすだけの所はないのかも。

 よくパリで見かける、ローマ字で書かれた”SHIATSU”の文字。これは日本の「指圧」のこと。お店を構えているというよりも「出張いたします」と書かれた張り紙をよく見かける。日本人向けの新聞にも「出張いたします」の広告を出している。凝っているフランス人の友達も多いけれど、凝っていると認識していない友達が多い。休みの日にメンテナンスをするよりも、疲れている時は何にもしない人のほうが多いし、優雅にスパに出かける人はほんのごく一部だ。子供が親の肩もみしているところも見かけたことがない。でも、日本に来ると100円ショップに並ぶマッサージグッズを大量に買って帰り、おみやげに喜ばれているらしい。フランス人は肩が凝っていないのではなく、凝るって概念がないのだと思う。「疲れたなぁ」と言う友達の肩を揉んであげると、あまりされたことがないからか、めっぽう喜んでくれる。たぶん、日本の整体とか行っちゃったら、病みつきになるだろうなぁ。

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