2015/06/09

短期貸し


 フランスに暮らしている頃、家を探すと言えば日本人向けの新聞や張り紙を見て探すことが多かった。外国人に貸してくれる物件は少なく、大家さんは日本人が好きなフランス人か、それか日本人ということが多かった。私は3つのアパートに暮らしたけれど、運よく初めと3つ目のアパートはフランス人の大家さんだった。運よくというのは家賃が相場だということだ。外国人向けだとちょっと割高だったのだ。そのうえ、面倒見のよい大家さんたちでよくしてもらった。2つ目のアパートはフランス人と日本人の夫婦だったけれど、いろいろあってすぐに引っ越してしまったからいい思い出がない。以前のブログに書いたので気になる人は見てみてくださ〜い。

 さて、日本人は口コミ、紹介でアパートを借りる人も多かったので、友達が引っ越したアパートは偶然、違う友達が以前住んでいたところだった、なんてこともめずらしいことではなかった。だから、初めて遊びに行っても初めてではなく、勝手知ったるなんとか、って感じも多かったな。
 
 その頃、一時帰国する際はアパートを短期貸しするのが当たり前で、ほとんどの人がやっていたと思う。パリへ来たばっかりの人が家探しをする間、ホテル暮らしは高くつくし、食事も大変だからそういったアパートを借りることが多いのだ。日本だと又貸しって嫌がられるけれどフランスでは普通のことだった。貸す方も留守を守ってもらえて、家賃の足しにもなって一石二鳥なのだ。今もそうなのかな。

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