2015/10/11

偽物


 パリにはたくさんの日本料理店がある。日本料理ブームだからではない。数は今より少なかったとはいえ、私が暮らしていた頃からたくさんあった。でもほとんどが偽物の店だったけれど。。

 よく見かけたのは寿司屋や焼き鳥の店。でもまず、店構えからしておかしい。だってこんな店名、絶対つけないでしょ、って看板が掛かっている。それに店先に書かれたおすすめメニューの意味が分からない。働いている人も日本人ではなく、日本人になりすました中国人とか?
 だから、絶対日本人が作っていると疑わないフランス人か、知らないで入ってしまった日本人観光客しか客はいないけれど、いつもそこそこ人は入っていた。で、食べた人に聞いてみると美味しくないだろうなってものがお味噌汁の中に入っていたり、お寿司の具材になっていた。でもまあ、ある意味、独創的なその発想からもしかしたらおいしいものが生まれるのかもしれないな、とも思ったり。。
 
 その後、本格的な和食のお店がたくさんできて、その味を知ってしまったフランス人はそれまであった店が偽物だったって気づいてしまった。でも最近できたお店は値段が。。ちょっとお高くてなかなか行けなさそう。

Aucun commentaire:

Publier un commentaire