2015/10/05

おいしさのセンス


 昨日、東京タワーへ久しぶりに行ってみた。行ったことはあったっけ?と言うくらい記憶にないほど訪れていない。東京は高い建物が多すぎて、どこからでも東京タワーが見えるわけでなく、でも近くに行くと近すぎて見えにくい。残念だなぁ、と思う。スカイツリーができたからなのか、やっぱり人は少なかった。でも、エッフェル塔には叶わないけれど東京タワーもやっぱりいい。

 さて、場所柄だろうか、東京タワーの帰り道には”Brasserie”『ブラッスリー』と呼ばれるような店が建ち並んでいる。どこもおいしそうだし、フランスっぽさが感じられる。そのうちの一軒に入ってみる。席につくとギャルソンの出で立ちの男性が注文を取りに来てくれたけれど、なぜか「どれもおいしいですよ。一生懸命作りますから」と言われた。何だかフランスっぽさから現実に引き戻されたけれど、とりあえず、鶏肉を焼いてソースを添えたものを頼んでみる。注文したものを厨房に頼むのもフランス語だし、期待大〜と思っていたのに。。何だか、ウスターソースみたいなのがかかっていて、せっかくおいしいパンがきてもソースにつけることができず、一体何のソースだったのかわからずじまいだった。結局、ソースをなるだけよけて塩をふって食べたのだけど、ここがフランスならばこんなソースをかけるぐらいなら塩胡椒で焼くな、きっと。フランスはやっぱり、おいしさのセンスが違うと思う。

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