2014/09/26

見分け方


 フランスの地方への旅は、ほとんどが友達を尋ねて行くことが多い。友達の実家だったり、友達の兄妹の家だったり。時には家族だけでどこかへ行くこともあるけど、行き当たりばったりの旅だ。

 Nantes(ナント)のClaudeの家を訪ねた帰り、ふと思い立ち、どこかに行こうということになった。パリまでTGVで戻る途中、まず、Angers(アンジェ)という町へ。ほとんど何も知らないまま行ったのだけど、こういう時はまず、町の地図をもらって、おすすめの場所やおいしいものを聞く。小さな町はのんびり歩いても、2, 3時間で回りきれてしまう。正直、小さな町や村は同じように見えてしまうのだ。でも、そんな時のほうがのんびりと過ごすことができて旅って感じがする。
 パリは東京で過ごすよりはもちろん、のんびりと時間が流れているけど、見たいものもやりたいこともあり過ぎて、欲張りすぎると目が回りそうになる。日本の田舎がそうであるように、フランスの田舎の時間は止まっているかのようだ。Caféに入ったら最後、立てなくなってしまう。そんな時、だいたい誰かに声をかけられる。最近はほとんど、間違われることはない。少し前までは「ニーハオ」とか平気で言われてたけど、フランス人曰く、アジア人の中でも日本人だけは見分けられるらしい。私もフランス人は、遠くから歩いてきてもわかる。歩き方? 身振り、手振りの仕方? うーん、不思議だ。

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