2014/08/29

尽くし上手



 お呼ばれの際にワインやケーキ持って行くことが多いけれど、お花を持って行くと喜んでくれる友達も多い。でも、どんなものをもらってもあげても、気持ちがこもっていれば何でもうれしいものだ。
 
 フランスへ行くと、あげることよりも、もらうことのほうが多い。友達 Elianeの家では「このかご、かわいいね」なんて言うと、中に入っていたものをひっくり返して「はい」と渡され、EricとSophieの家では「この紅茶、どこで買ったの?」「このコーヒープレス、便利だね」と言えば、「はい、紅茶、半分こ」「コーヒープレス、もう一個あるから」と手渡される。何でもくれちゃうから、迂闊にこれいいね、とか言えない。前に話してたこともよく覚えていて、Marieから何かが送られてきたと思うと、私の好きな雑誌だったりと、びっくりさせられることも多い。
 
 ある時、Elianeからメールが届いた。日本人と結婚した男友達が東京に行く時に、荷物を託すから受け取って、と。とはいえ、どんなものかは聞かず、荷物を持って来てくれたふたりとの待ち合わせ場所に。その荷物の大きさにびっくりした。アーミーパンツが2本、部屋の天井や壁に飾る照明セット、あと諸々、いろんなものが詰め込まれていた。私たちの好きなアーミーパンツに、照明はElianeの家に飾ってあったものと同じで「かわいいね、これ」と私が言った言葉を覚えていたのだ。パリから、この荷物を。。申し訳ないやら、でもElianeの気持ちはうれしいやら。。フランス人、仲良くなればなるほど、尽くし上手。

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