2014/08/21

OTAKU


 フランス人は映画好きが多い。フランスの有名チェーン店の”FNAC”の売り場では、真剣にDVDを選んでいる人に出くわす。フランスはDVDの値段も手頃で、2枚買うと3枚目がタダとか、ちょっとお得な買い方をすれば、最新とは言わなくても、そこそこ新しい映画も安く手に入る。古い映画はかなり格安なので、欲しかった映画が見つかればラッキーだ。フランス映画はもちろん、お気に入りの他の国の映画も、フランス語で観ると新鮮でまた楽しい。息子が小さい頃はフランス語の勉強のためにアニメ映画もよく買った。

 さて、FNACでいつも遭遇するのが、日本のアニメのDVDを何枚か手に取って吟味している若者だ。裏表、何回も見直し、何枚かを見比べている。日本でも人気のある、有名な監督の作品が一番人気のようだ。どのDVDもお手頃価格なのに、その監督のアニメはかなりお高い。そのせいか、選ぶのにかなり時間をかけて買って行く。
 日本のアニメやマンガはフランスでも大人気だ。私が住んでいた” rue keller” にはマンガ好きな人たちが集まるマンガショップもあり、数々の日本のマンガがフランス語版として売られていて人気だ。ひと昔前は”おたく”と言えば、何か暗い感じがしたけど、フランス人の”OTAKU”は、純粋にアニメ、マンガ好きな人たちってイメージだ。なぜか、フランス人に「OTAKUなの〜?」って聞くと、ちょっとみんな喜ぶのは気のせい?

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