2014/08/11

Tatouage


 息子の休みが一日と半日しかなかったけど、久しぶりに温泉へ行った。ヴァカンスだからなのか、日本人だけでなく、海外からも多くの旅行者が来ていた。
 
 そういえば、もうかれこれ15年ほど前になるけど、フランス人のIsabelleとケベック人のIsabelleと温泉に行ったことがある。ちょっとややこしいけど、呼び分けることもなく、私はふたりをIsabelleと呼び、ふたりは互いにIsabelleと呼び合っていた。一時期、3人でかしましく行動を共にしていたのが懐かしい。なかなか裸の付き合いをすることのない外国人だけど、ふたりとも温泉をいたく気に入り、後に銭湯にもはまっていた。
 それはさておき、ケベックのIsabelleには、足首に小さなクローバーのタトゥーが入っていた。ほんとに小さなタトゥーで、それを隠して温泉に入ったけれど、文化やタトゥーの在り方の違う外国人には、なぜダメなのか少しだけ、理解に苦しむようだ。
 Ericの娘、Sauvane(ソヴァンヌ)が日本に来た時、真剣な顔でこう言った。「日本に来てから、タトゥーを入れればよかった」彼女の背中には、ほんとに飛べそうなくらいの翼のタトゥーが入っている。やはりこれだけ目立つと温泉には入れないのだという。パパのEricも、日本人びっくりの本気タトゥーが体中に入っている。
 フランスでも他の国でも、タトゥーはファッションの一部として根付いているわけだし、大好きなサッカー選手も当たり前のように入れている。これはもう、認めるしかないんじゃないかと私は勝手に思っていて。。それでもダメと言うなら、せめて、かわいいタトゥーは良しにしてあげてほしいな。

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