2014/08/09

果物


 暑い日には、何だか瑞瑞しいものが食べたくなる。喉を潤すための水分だけでは、干涸びてしまいそうだからだ。そんな時、果物がやっぱり一番だ。

 フランスでは、Marchéに行くと、色とりどりの果物が並んでいて、目でも食欲を満たしてくれる。家庭によって、果物の出し方は様々だけど、フランスでは大きなかごやボウルに盛られた果物を、各自が好きなように食べる。日本では丁寧に皮を剥いてお皿に盛って出すことが多いけど、フランスでは小さな子供でも各自、好きなものを好きなだけ、時にはナイフを使って器用に食べるのだ。しかも、皮や種は面倒だからか、おいしいからか、そのまま食べちゃうことも多い。りんごやプラムはもちろん皮付きだし、ぶどうも皮、種付きで食べてしまう。大きな種もへっちゃらだ。私も、そんなワケでいろんな果物を、皮ごと食べることに慣れてしまった。皮なしのほうがおいしいものもあるけど、例えば、巨峰は皮ごと食べるほうが、断然おいしい。
 皮ごと食べれると、いつでもどこでも食べられて、便利だ。でも、外出中、皮を剥きたくなったときのために、Marieはダッシュボードに小さな果物ナイフを入れてたな。  

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