2014/08/04

Paris Plages


 夏になると、パリのど真ん中に突然現る、Paris Plages(パリ プラージュ)。Plageとは、『浜辺』という意味だ。7月から8月にかけて、セーヌ川ほとりとla vilette(ラ ヴィレット)の車道を封鎖して、砂浜を作ってしまうのだ。椰子の木、デッキチェア、パラソルまで持ってきちゃう。ビキニ姿の女子が肌を焼いていたりしていて、本物のビーチさながらだ。
 
 出来た当初、ちょっと冷ややかな目で見る人も多かった。実際、人もまばらで、きっと来年にはなくなってしまうんだろうなと思ったほどだ。そんな予想をよそに、12年経った今では、夏のパリの風物詩となっている。
 日帰りで海へ行くことが難しいパリ。なら作っちゃおうって、作っちゃったここなら、海気分を味わうことができる。パリの散策途中にセーヌ川のほとりで、ビーチ気分を味わいつつ、ピクニックなんていうのも楽しい。野外ステージでは、お芝居やライヴが定期的に行われ、スポーツができるスペースや仮設プールもある。子供たちは浜辺と同じく、砂遊びしたり、ミストシャワーで水遊びしたり、ワークショップに参加したり。大人にとっても子供にとっても、盛りだくさんだ。
 ほんとの海のほうがいいに決まってるけど、Paris Plagesも楽しいからパリに行ったら、ぜひ。

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